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Channel: Tokyo Culture Addiction
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モダンデザインはなぜ生まれたのか ~ 『我々は人間なのか?』が問いかけるもの ~

   『我々は人間なのか?』(ビアトリス・コロミーナ、マーク・ウィグリー、牧尾晴喜訳、BNN新社、2017年)は、「デザインの歴史とは、進化していく人間の概念についての歴史」であるとして、デザインと人間の関係を問う書である。  著者は、「デザインが人間をつくる」と述べ、人間主体の常識を覆す。...

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ニューヨークは路上のゴミすらもニューヨークだった ~ バビロン再訪#12 ~

  始めてニューヨークに行ったのは1987年10月のことだ。     国内ではバブルの予感がひたひたと忍び寄り始め、ディベロッパーには超高額物件や大型プロジェクトの話が舞い込み始めていた。...

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のマンションづくり ~バビロン再訪#10~

       「月曜日から札幌に行って欲しい」。上司のT課長はたいそう簡単にそう告げた。1986年の6月最後の金曜日のことだ。 札幌での役目は、西洋環境開発が札幌で初めて取り組むマンションの商品づくりの助っ人だった。入社2年足らずの現場も知らない若造でも猫の手ぐらいにはなるだろうという訳だ。...

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映画に描かれたポスト・ヒューマン像 <上> ~ 記憶とガイスト(精神)をめぐる物語 ~

シンギュラリティ(技術的特異点)をめぐる議論では、2045年にはAI(人工知能)の能力が人間を凌駕して、AIは人間を超えた存在となり、AI自体もしくはAIと接続された人間は、それまでの人間の能力をはるかに超えたポスト・ヒューマンとでも呼ぶ存在になる、と言われている。今話題の『ホモ・デウス』(ユヴァル・ノア・ハラリ著、柴田裕之訳、河出書房新社、2018)では、シンギュラリティによって訪れる未来のポスト...

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映画に描かれたポスト・ヒューマン像 <下> ~ 人間を超えることへの願望と不安 ~

  アンドロイド、サイボーグ、AI(人工知能)など、さまざまに想像されてきたポスト・ヒューマン像。それは人間の鏡であり、つまりは人間とはなにか?という根源的な問いに対するシミュレーションのようなものだ。     「映画に描かれたポスト・ヒューマン像<上>」に続き、映画の世界で描かれたポスト・ヒューマンの姿に、人間が抱く願望と不安を見てみよう。...

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「シティボーイ」はいまどこに? ~ バビロン再訪#12 ~

          書店に平積みされていた「ぼくのまち、東京」と題された雑誌『ポパイ』 POPEYE (2019年5月号#865 マガジンハウス)を思わず手に取った。『ポパイ』を買ったのはかれこれ30年ぶりだ。  『ポパイ』は ”Magazine for City Boys” をテーマに1976年に創刊された。...

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アメリカのバウハウス

      今年(2019年)は、バウハウスが設立されてからちょうど100年にあたる。ドイツのワイマール(ヴァイマル)のバウハウス校は、1919年にヴァルター・グロピウスを初代校長として開設された。...

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映画が描くバブルの実相とメンタリティ<1>~『マージン・コール』~ バビロン再訪#13

              先月で終わった平成(1989年1月8日~2019年4月30日)の30年の間には計3回ものバブルが起こった。1980年代の日本のバブル、1990年代のITバブル、2000年代のリーマンショック(アメリカ住宅バブル)である。...

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映画が描くバブルの実相とメンタリティ<2>~『マネー・ショート 華麗なる大逆転』~バビロン再訪#14

 バブルとは内なる自己破滅願望なのか~『マネー・ショート 華麗なる大逆転』~         『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(アダム・マッケイ監督...

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坂茂が手がけたホテル 《ショウナイホテル スイデンテラス》 宿泊記

 《ショウナイホテル スイデンテラス》 SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSEに泊まってみました。《ショウナイホテル スイデンテラス》は山形県鶴岡市にあります。その名の通り、米どころを象徴する庄内平野の水田(★)の中に建っています。見晴らしの良さ、空の大きさなど、田んぼが広がる大らかな風景は、建て込んだ都会の街並みを見慣れた目には、今や新鮮に映ります。...

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東京論としてのB級グルメ 

                    B級グルメは80年代のバブルの頃に登場した。 B級グルメという言葉が広く認知されたきっかけは『スーパーガイド 東京B級グルメ』(文藝春秋編 文春文庫ビジュアル版 1986)だ(★1)。 里見真三が編集長をしていた80年代前半の季刊誌『くりま』での食特集記事を母体としてビジュアル文庫化したものだ。...

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『リバーズ・エッジ』が描いたバブル崩壊の心象 ~バビロン再訪#16

                                 80年代バブルは、1990年3月の不動産融資総量規制がきっかけで崩壊したと言われているが、実際に地価やマンション価格が本格的に下がり始めたのは1992~1993年頃からであり、不況感が深刻に実感されはじめたのもその頃からだった。80年代バブルとその崩壊を象徴し、忘れられない心象がある。岡崎京子の『リバーズ・エッジ』に描かれた風景だ。...

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グリニッチ・ヴィレッジ・コネクション<上>~ ジェイン・ジェイコブズとボブ・ディラン ~

『アメリカ大都市の死と生』 THE DEATH AND LIFE OF GREAST AMRICAN CITIES (1961)(★1)は、アーバンデザインや都市計画の分野ではバイブル的存在として名高い著作だ。...

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グリニッチ・ヴィレッジ・コネクション<中>~ ジェイン・ジェイコブズとスーザン・ソンタグ ~

グリニッチ・ヴィレッジ・コネクション<上>に続いて60年代のニューヨーク グリニッチ・ヴィレッジの群像を。...

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映画が描くバブルの実相とメンタリティ<3>~『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』~バビロン再訪#17

         2008年のリーマンショックの際、日本でもディベロッパーやゼネコンの倒産が相次いだ。80年代バブルの影響が少なく、急拡大、急成長を誇っていた新興ディベロッパーや中堅ゼネコンがバタバタと潰れていく様子は「突然死」と呼ばれた。 「突然死」の理由は、開発の失敗や保有資産の値下がりや営業赤字ではなく、世界的な信用収縮による資金ショートだった。...

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「小さな国」が生んだ「小さな人間」のためのモダニズム ~アルヴァ・アアルト展を観て ~   

 アルヴァ・アアルト Alvar...

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すべてのマンションはポストモダンだ!?~バビロン再訪 #18

     80年代バブルの頃、建築界を賑わしていたのがポストモダンデザインだ。 ポストモダンとバブルとはそもそもまったく別の話なのだが、バブルに沸く社会の雰囲気とポストモダンデザインが標ぼうするイメージがぴったりと一致し、ポストモダンデザインは、バブルを象徴するデザインとなった。 もともとポストモダンとは、建築から始まり、その後に思想や社会などに普及した概念だ。...

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グリニッチ・ヴィレッジ・コネクション<下> ~ グレース・ペイリー ~

                                    グリニッチ・ヴィレッジ・コネクション<上>、<中>に続いて60年代のニューヨーク グリニッチ・ヴィレッジの群像を。               東をブロード・ウェイ、西をハドソン川、北を14丁目、南をハウストン・ストリートに囲まれたエリアが通常、グリニッチ・ヴィレッジと呼ばれている場所だ。...

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ベトナム料理事始め<上> ~ バビロン再訪#19

      今や日本にすっかり定着したベトナム料理。 日本で最初のベトナム料理レストランは、1980年に開店した赤坂の老舗「アオザイ」だそうですが、日本でベトナム料理が注目を集めたのがバブルの頃でした。      中国料理、台湾料理、韓国料理などの知名度に比べてはもちろん、同じ東南アジアのインドネシア料理やタイ料理などに比べても、日本でのベトナム料理の知名度は決して高くありませんでした。...

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モダニズムが夢みる「アナザーユートピア」

建築ではなくオープンスペースからこれからの都市をあり方を考える。建築家の槇文彦が「アナザーユートピア」という論考で問題提起している。 槇文彦の問題提起とそれへのさまざまな専門家からの応答で構成された書籍『アナザーユートピア-「オープンスペース」から都市を考える』(槇文彦・真壁智治 NTT出版...

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